僕が5年前から患っているパニック障害ですが、今では日常生活に大きな支障が出ることは随分となくなりました。
しかし、そんな僕でも不意に訪れた緊張する場面や、新型コロナワクチン接種の前日や当日には少なからずパニック発作が起きました。
パニック障害の人がいつ起きるか分からないパニック発作に日々怯えて生活しているのは他でもありません。
人によって様々な症状がありますが、僕の場合は日常ではまず起きることのない”めまい”に大変苦しめられました。普段めまいが起きないことから、このめまいは本当に辛いです。
今回は、そんなパニック障害の人に突然襲ってくるめまいの対処法をご紹介したいと思います。
パニック発作
まず、おさらいとしてパニック発作とは以下の状態のことを言います。
何の前ぶれもなく*1
- 動悸
- 息切れ
- めまい
- 嘔気
- 我慢できない不安感
- 恐怖感
- 発汗
- 震え
などの症状が4つ以上同時に起きることをパニック発作と言います。
このパニック発作は経験したことのない人には到底理解できない程の苦しみですが、決して死ぬことはありません。…と言われていますが
”このまま死ぬかも”
と本気で思ってしまうほど強烈な恐怖と苦しみです。
しかも、このパニック発作に慣れることは絶対にありません。何度経験しても、ただただ苦しいだけなんです。
めまい
どの症状も苦しいのですが、特に僕はめまいからくる嘔気に苦しみました。
めまいが無くても嘔気は起こりますが、少しでもめまいが軽減されたら嘔気も多少は我慢できるような気がしています(あくまでも僕個人の見解です)
先にも書きましたが僕は日常生活の中でめまいはほぼ起きることはありません。つまり、僕の場合めまいが起きる時はパニック発作が起きている可能性が高いんです。
対処法
対処法は2つあります。
1つ目は
- めまいが起き始めたら床に座る
- そのまま床にうつ伏せになる
- 目を閉じて呼吸を整える
- 吸うよりも吐くことを意識して呼吸をする
2つ目は
- めまいが起き始めたら椅子に座る
- 椅子に座ったまま体を前に倒して胸をももにつけるようにする(前かがみ)
- 眼を閉じて呼吸を整える
- 吸うよりも吐くことを意識して呼吸をする
家にいる時はどうちらでもいいのですが、僕は1つ目の方法をよく使います。しかし、人がいる場面などで1つ目の方法ができない時は2つ目の方法をしています。
椅子に座る方法でも何も知らない人から見れば変に見えるかもしれませんが、床にうつ伏せになるよりは大丈夫だと思います。靴の紐を直すフリとかして誤魔化せば何とか乗り切れるのではないでしょうか。
体験記も書いています⤵
さいごに
他にもパニック発作が起きた時に行うべき対処法はありますが、今のところめまいに対して僕個人ではこの方法が最も効果があります。
あと、僕はパニック発作が起きそうな予感がしたら冷たい水を飲むと楽になることがあるので、これもお勧めです。
*1:経験を重ねていくとパニック発作の予感が分かってくることもあります