高齢者の事故やそれに伴う危ない運転で運転免許証の返納の声が年々大きくなってきていますが、なかなか思うように免許の返納が進んでいないようです。
色んな理由があると思いますが、一番大きな理由として代替の手段が圧倒的に少ないことが挙げられるのではないかと。
分かりやすい例で言うと都会と田舎での公共交通機関の差。
そんな公共交通機関の差を埋めてくれるのが、主に高齢者の方が利用されている『シニアカー(セニアカー)』です。
移動に便利なシニアカーですが、先日危うく目を覆いそうな危ない出来事に遭遇しました。
住んでいる地域によって感じ方は違うかもしれませんが、前から気になっていたことなのでシニアカーのことについて書いてみようと思います。
シニアカーは危ないのか?そして今の制度だと危険じゃないのか?
シニアカー利用者の事故や危ない運転が無くなるためには何が必要なのか考えます。

- 高齢者の危ない運転による悲惨な事故
- 運転免許証の返納は何歳から?
- 運転免許証の返納によるメリット・デメリット
- シニアカーの普及で危ない運転や事故は減る?
- 危ない運転は高齢者だけではない
- シニアカーの危ない運転に遭遇
- シニアカーの普及のためにも制度改革が必要
- さいごに
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高齢者の危ない運転による悲惨な事故
ここ数年、高齢者の運転が起因になった危ない運転や悲惨な事故が増えています。
暴走にも近い運転で歩行者に突っ込んで行ったり、信号無視や高速道路の逆走など大きな事故に繋がるような危ないニュースを目にすることが増えているような気がしませんか?
幼い子どもであったり普通に生活しているだけなのに、危険な運転の被害者になってしまうのはとても悲しく、やるせない気持ちでいっぱいなのは僕だけではないはず。
しかも、このような危ない運転で起きる事故は誰しもが被害者になる可能性があるんです。
そこで、何年も前より国が力を入れているのが『運転免許証の返納』
運転免許証の返納は何歳から?

運転免許証の返納に具体的な年齢はありませんが、一般的に高齢者講習が始まる70歳ぐらいからを対象としています。
ちなみに、70歳になると高齢者講習が必要になり75歳以上になると「認知機能検査」も始まるので70歳前後が免許証の返納を考える年齢になるみたいですね。
また免許証を返納をすることで特典を受けることもできますが、自治体によって違いがあるので詳しく知りたい方は確認してみてください。
特典を受けるために多くの自治体が採用している年齢は65歳以上ですが、さすがに今の時代で65歳は高齢者と言えないと思うので、やはり70歳ぐらいを目安にしている地域が多いようです。
▼参考サイト
免許返納手続き、特典やメリット徹底解説 | 次世代型電動車椅子 近距離モビリティ-WHILL公式
運転免許証の返納によるメリット・デメリット

運転免許証を返納することで自治体から受けることができる特典がある一方、メリットよりもデメリットを感じることも考えられます。
これは前述した公共交通機関の差が大きなウエイトを占めているのではないかと、個人的には思っています。
ここでは、それぞれメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
地域や自治体によって違うので、ここに記述することは一般的に運転免許証を返納をすることで受けられる特典を解説していきます。
- タクシーチケットの配布
- バスの回数券
地域によっては食品が割引される特典もあるようですが、多くは交通手段の補助がメインとなっています。
やはり、これは運転免許証の返納を行うと移動手段が無くなることから、代替の移動手段の補助と言うことで多くの自治体で採用されているようですね。
デメリット
メリットでも紹介したように移動手段が主な特典になっていることから、自分が移動したい時に確実に使えるかが微妙なところ。
つまり回数券だと使い切ってしまうと終わりですし、また田舎であればあるほど公共交通機関が弱いので電車やバスの本数は少ないです。
1時間に1本や数時間に1本という地域は決して少なくありませんし、人手不足でタクシーが営業しなくなった地域もあります。
そう考えると田舎であればあるほど、まだまだ車は必需品なんですね。
つまり免許証を返納をしてしまうと行きたいところへ行きたい時間に行けないことが圧倒的に増えてしまうんです。
このような理由から危ない運転をしていると自覚している人でも、生活を考えると免許証を返納することに躊躇してしまうのかもしれません。
シニアカーの普及で危ない運転や事故は減る?

そこで今、新たな免許返納の特典としてシニアカーの購入補助を行っている自治体もあります。
みなさん一度は見たことがあると思いますが、シニアカーとは電気で動くカートのような乗り物です。
シニアカーの特徴として…
- 道路交通法ではシニアカーは歩行者扱い
- シニアカーの最高時速は約6km
- シニアカーは免許不要
上記がシニアカーの主な特徴になりますが、一番気になるのは「免許不要」でシニアカーを使用できること。
良く言えば免許を持っていなくても歩行者感覚で使用できるシニアカーは便利な乗り物ですが、悪く言うと免許不要なので道路交通法を理解していない人でもシニアカーに乗ることができること。
現役時代に車をバリバリ使っていた人ならば、道路交通法を理解したうえでシニアカーを使用すると思いますが、一度も免許を持ったことがない人でもシニアカーに乗れるので危ない以前に不安に感じます。
ではシニアカーの普及で事故はどうなっているのか?と言うと残念ながら事故は年々増えているそうです…
▼参考サイト
シニアカーの死亡事故は増えている! 事故での死亡率6割の実態。 | KURU KURA(くるくら)
しかし、これに関して言えば決してシニアカーそのものが悪いのではなく運用の方法が悪いだけに思えます。
あくまでも『歩行者』のカテゴリーでありながらシニアカーで道路の中央を走ったり、歩道を走行しないといけないのに車道を走行してしまう人が乗れてしまうこと。
つまり、危ない運転ができてしまうことが問題です。
シニアカーを使用できるハードルが比較的低いことが、危ない運転や不幸な事故に繋がる原因にもなっているように思えます。
危ない運転は高齢者だけではない
ただ、交通事故や最近よく耳にする逆走などの危ない運転は、決して高齢者だけでの問題ではありません。
運転免許証の返納が対象でない人も危ない運転を伴う事故を起こしますし、無茶な運転で人を傷つけている人も多くいます。
ニュースで高齢者の事故を大々的にすることで
「また高齢者の事故だよ」
「危ないから免許返納してくれよ」
そんなことを言う人が多いですが、高齢者ドライバーが起こす事故はあくまでも事故の一部であって、高齢者以外の事故も多いのが実情。
確かに高齢者ドライバーが関わる危ない交通事故は近年増えていますが、交通事故は決して高齢者だけでなく我々現役世代も同じく事故を起こしているんです。
シニアカーの危ない運転に遭遇

先日、車を運転していたところ危うく大事故になりかねない場面に遭遇しました。
いつも渋滞しない場所で長蛇の列が出来ていたので不思議に思っていたところ、どうやら先頭に高齢者の乗るシニアカーが。
しかも、驚くことにシニアカーはセンターライン付近を走行。どう考えても危ないです…
そんなことが暫く続いていましたが、自身の前を走行している車が1台…2台といなくなり遂に目の前でシニアカーが走っている状態に。
どうしよっかなぁ…と思っていたところシニアカーが交差点に進入したんです!車だと不思議なことではありませんが、シニアカーが普通の車と同じように交差点を右折し始めたんです。
当然前からは対向車が来ていて、どう考えてもシニアカーのスピードでは対向車が来る前に右折することはできない感じ。
そもそも、歩行者扱いなのにシニアカーが交差点を右折していいものなのか?
「危ない!!」思わず一人大きな声を出してしまいました。
結果的に対向車が急ブレーキをかけて衝突を回避できたのですが、シニアカーを運転していた高齢者はそのままゆっくりと走り去っていきました。
ほんとギリギリだったと思います。
シニアカーの普及のためにも制度改革が必要
目の前で起きてもおかしくなかったシニアカーの大事故は、対向車が急ブレーキをかけたことで回避できたましたが、少しでも遅ければ確実に大事故です。
そう考えるとシニアカーを安全に運用するためには改善が必要だと思いました。
決してシニアカーの存在が悪いのではなく、あくまでも運用方法の改善。
- シニアカーは過去に免許を持っていた人のみ
- 認知機能検査の必須
- シニアカーは歩行者であることの徹底
厳しいと感じるかもしれませんが、やはり目の前でシニアカーの危ない運転を目撃したことから上記3つは改善するべきだと思います。
誰でもシニアカーが使えるのは運転免許証を返納をした人や、足腰が弱くなった高齢者には移動手段として必要だと思いますが、やはりあくまでもシニアカー使用時は歩行者だと言う認識は重要だと思います。
また、シニアカー購入時は元気でも年月が経過していくと認知機能の低下も考えられます。つまりシニアカーを乗るために免許証は必要ありませんが、継続的にシニアカーを使うのであれば定期的な認知機能の検査は必要なのではないかと。
さらに言えば、自らの意思で運転免許証を返納した人と家族や友人から説得されて返納した人では認知機能に差があると思うんです。
説得されて運転免許証を返納した人の多くは交通事故が増えたり、危ない運転の積み重ねの可能性が高いので、そのような人がシニアカーを運転するのはやはり危険なのではないかと思っています。
さいごに
運転免許証の返納に伴う交通手段の一つとして存在するシニアカーですが、便利な反面やはり現行の制度では危ない気もします。
目の前で目撃したシニアカーの危ない運転は、一つ間違っていればシニアカーを運転していた高齢ドライバーも対向車に乗ってギリギリ回避したドライバーも同時に不幸になっていたかもしれません。
これからは高齢者と呼ばれる人が増えていく時代ですが、危ない運転や悲惨な事故を回避するためにも運転免許証の返納は大切です。
移動手段の代わりにもなっているシニアカーですが、運用面を改善して誰にとっても危なくない安心で安全な代替手段になればと思います。
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