みなさんこんにちは。
日々、色んなことにイライラしている僕ですが(笑)テレビをつけてもくだらない事件や議員のアホな発言などを聞かされているので、ある意味でイライラすると言うよりもイライラさせられていると思っています。
”イライラ=怒り”
この怒りという感情はストレス社会において最大のメンタルへの負担だと考えていますが、怒る方と怒られる方では結果的に双方ともに負担になっていると思います。
そこで、今回は”アンガーマネジメント”とは何か、またアンガーマネジメントに対する個人的な思いを紹介していこうと思います。
この記事を読んでわかること!
・アンガーマネジメントとは
・アンガーマネジメントのやり方と効果
アンガーマネジメントとは
アンガーマネジメントって聞いたことありますか?
僕が以前に働いていた会社では、昇進してある程度の立場になると必ず受けなければならない研修の一つでした。
アンガーマネジメントとは、怒りを予防し制御するための心理療法プログラムであり、怒りを上手く分散させることができると評価されている
Wikipediaより
ざっくり言うと反射的に怒りの気持ちが湧いてきた時に、この件について怒る必要があるか?と過去の怒りと照らし合わせることで怒りを制御するというものです。
ある程度の部下を抱える立場になると、アンガーマネジメントの研修を必須で受講しないといけないことになっていて、僕は参加することが憂鬱で仕方がありませんでした。
なぜなら、こう言った内容の研修は元々胡散臭いと思っていた傾向があって、怒りをコントロールするなんてできやしないと思っていたからです。
アンガーマネジメントのやり方
アンガーマネジメントには方法があって、全部は覚えていないのですがここで幾つか紹介していこうと思います。
- 6秒ルール
- 過去の怒りと比べる
- その場から離れる
それでは順に説明していきましょう。
6秒ルール
怒りが湧いた時に反射的に対抗するのではなくて、まず6秒数えてみるといった方法です。
「1.2.3.…6」と数えながら怒りを鎮めていくものです。
それと並行しながら頭の中で
「こんなことで怒るのは損だ、大丈夫大丈夫…」
と唱えることで冷静さを取り戻して、怒りを鎮める方法です。
過去の怒りと比べる
怒りを感じた時に過去に経験した怒りと比べる方法です。
過去に感じた最大級の怒りを数字の10として、今自分の身に起こっている怒りが数字的にどのくらいなのかを考えるやり方になります。
「あの時の怒りが8だったら今回のは4ぐらいか…ならば怒る必要がないな…」
と言った具合に過去の怒りと現在の怒りを比べることによって、目の前にある怒りと向き合い、自身の怒りを制御する方法です。
その場から離れる
6秒ルールや怒りの点数化でも対処できない時には、その場から離れるという方法もあります。
そもそも、初めの2つを冷静にできるのであれば何とかなりそうですが、それをも凌駕してしまう出来事に遭遇して、怒りに震える時はその場から立ち去り怒りの原因から距離をとることも一つの方法です。
アンガーマネジメントの研修を受けた感想
このアンガーマネジメントの研修を受けたのは今から10年位前になりますが、当時は全く理解できませんでした(今は何となく分かりますが、理解できなかった理由はこの後説明します)。
考え方自体は単純で、とにかく怒りの現場に遭遇した時に冷静になって、客観的に判断するための時間を作り、怒りの開始から時間を経過させると言うものです。
この考え方に対しては僕は納得したのですが、これは相当訓練をしない限りいざ怒りが発生した時に使えるかは疑問だと考えました。
とんでもない怒りに支配された時に誰しもがこのことを実践できるのだろうか?と。
アンガーマネジメントは胡散臭い?
もう一つ、何でこの考え方がイマイチ受け入れられなかったかと言うと、この研修を仕切っている人が、当時の上司でパワハラで有名な人間だったんです。
日々、罵声を浴びせて機嫌が悪いと周りに八つ当たりをする…そんな子供みたいな上司で、僕たちは陰で”悪魔の子供”と呼んでました。
そんな上司は僕の直属の上司でもあったので、それはそれは毎日深夜に渡るまでパワハラを受け続けました。
パワハラで有名な上司がニコニコしながら、研修の始まりの挨拶を担当していたものだから、その場にいるみんなはシラケてしまい、側に座っている人同士で
「いやいや、まずもってお前が受けるべきだろ!」
とヒソヒソ話していたんです。すると上司からまさかの…
「私も以前に先生(アンガーマネジメントの)から受けた研修で大変有意義な時間とためになるお話しを聞かせてもらいましたので、みなさん頑張って習得してください」
………え⁉
”効果ないじゃん!”
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アンガーマネジメントは意味ない
アンガーマネジメントは意味ない!と書きましたが、やり方や考え方を学ぶとアンガーマネジメント本来の言いたいことは理解できます。
しかし、個人的な感想として例えば6秒ルールを実施した場合、その6秒の我慢をしている最中に相手から更なる暴言や怒りの原因を受けたると、我慢した6秒によって余計に怒りが爆発してしまうような気もするんです。
研修を受けた経験から言わせてもらうと、その怒りを我慢したことによって自身にかかるストレスは凄まじいはずなので、そのストレスが別のメンタルダメージに変わらないのか心配です。
そのためには、怒りを耐え抜いた結果起こるストレスの発散(分散)が必須だと考えます。
さいごに
アンガーマネジメント自体は”そういう考え方もあるのか”ぐらいに考えればいいのかなと個人的に思っています。
効果が有るか無いかは人それぞれだと思いますが、そういった試みをすること自体は自身を客観的に見るうえでは大切なことかなと。
アンガーマネジメントを勉強したと言う思い込みも重なると効果があるかもしれません。
人間は考える動物と言われていますが、こと怒りに関しては考えるよりも動物的な感覚であったり防御本能に近いものではないのか?と考える自分がいるので僕は参考までに覚えている程度です。
なかなか簡単に実践できることではないと思いますが、興味のある方は一度勉強してみてはどうでしょうか。