みなさんこんにちは。
僕はパニック障害になってから5年目になるんですが、病院で先生から
”パニック障害の可能性が非常に高いです”
と言われてからずっと気になっていることがあるんです。
それは…
”パニック”
って言う呼称です。
今回はパニック障害に使われているこの”パニック”と言う呼び方について考えてみたいと思います。
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”パニック”という呼び方
パニック障害になるまでは全く意識していなかったこのパニックと言う呼び方。確かに普段の何気ない会話とかで
「急なことでパニクってしまった!!」
とかよく言ってましたが、当時は何も考えなく使っていました。
しかし、パニック障害になってからはテレビに出ている芸能人の方がこう言った単語を使って会話をしていたら凄く嫌な気分になります。
そもそも、このパニック障害に使われているパニックという表現がパニック障害で苦しんでいる人たちを、更に苦しめている原因にもなっていると思っています。
それは、パニックという呼び方が故にパニック障害のことを知らない人からすると、パニック障害の人が発作(パニック発作)を起こすと、まるで大暴れするんじゃないだろうか?等と盛大な勘違いをしてしまうからなんです。
パニックという言葉の本来の意味とは
パニック障害に使われているパニックですが、本来の意味を考えるとそれをパニック障害に使うと勘違いが生まれる理由が分かります。
パニック(panic)とは、個人または集団において突発的な不安や恐怖(ストレス)による混乱した心理状態、またそれに伴う錯乱した行動を指す。
Wikipediaより
確かに、突発的な不安や恐怖というのはまさにパニック発作そのものですが、その後に書いている”錯乱した行動を指す”っと言うのが変なヤツという誤解を招いているように思えます。
当事者の思い
僕たち、パニック障害を患っている者からすると、この病気になりたくてなっているのではなく青天の霹靂とも言える、ある日突然に全く身構えていなかった状態で病気になってっしまったので
体験記の記事はこちらから⤵
”パニック障害=突発的に錯乱するヤバい奴”
と言う、レッテルにも近い印象を与えてしまうパニックという言葉を病名に使われるのは非常に辛く苦しいんです。
カミングアウトする有名人
僕がパニック障害になった5年前であっても世間ではパニック障害のことは周知されていなく、変な病気になってしまったという肩身の狭い立場でしたが、最近では有名人がパニック障害(過去・現)と言う事実をカミングアウトしています。
有名な人として
- 星野源
- 長嶋一茂
- 中川家・剛
- IKKO
- 岩橋玄樹
などの人が声をあげており、その人たちがテレビなどのメディアでパニック障害のことを話してくれたことで、以前よりもパニック障害のことが広く認知されるきっかけにもなったと思います。
パニックと言う呼称を何とかしてほしい
パニック障害は100人に3人ほどの人がなってしまうと言われており、決して珍しい病気ではありません。
そう言った意味でも、もっと身近な病気として捉える必要があると思います。
なので、錯乱するヤバい奴ととられる様な間違った意味に繋がるようなネーミングは止めて欲しいんです。
さいごに
病気にはその病が分かりやすくするような名前が付けられますが、ことパニック障害に関してはイメージが全く良くありません。
精神的なストレスから生まれる病などは殺伐としている現代日本においては、もはや国民病と言っても過言ではないと思ってしまいます。
決して親しみのある名前とは言いませんが、イメージが悪くなるような名前は何とかして欲しいと思う今日この頃です。
それでは。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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