【パニック障害 体験記 #19 】青天の霹靂

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「だれにでも起こり得るパニック障害」

 

パニック障害という言葉は聞いたことがあったが、このような形で目にするとは思いもしなかった。パニック障害かどうかを調べることができる、簡易検査に進むバナーが目に入り躊躇はしたが、そこから先へ進む決心をした。

 

バナーをクリックすると、セルフチェック項目が出てきた。

 

質問数は全部で13あり、はい・いいえで進めて行き、どれだけの「はい」があるかでパニック障害の可能性を示すものだった。

  1. 動悸を感じる
  2. 発汗がある
  3. 身震いを感じる
  4. 息切れ・息苦しさを感じる
  5. 喉が詰まる感じがする
  6. 胸部の不快感を感じる
  7. 腹部の不快感や嘔気を感じる
  8. めまい・ふらつきがある
  9. 周りが現実でない感じがある
  10. 気が狂うのではないかという恐怖感がある
  11. 死ぬのではないかという恐怖を感じる
  12. 体の痺れる感じなどの異常感覚がある
  13. 身体が冷たく感じたり熱く感じたりする

上から順に1ヶ月前の研修時と、先日の会議の時のことを思い出しながら確認していった。自覚があったのは、動悸・発汗・震え・息苦しさ・嘔気・めまい・気が狂いそうな恐怖感の7つだった。

 

「7つ…」

 

そう思いながら、次ページに進むボタンをクリックすると衝撃的な文言が画面に映し出された。そこに映し出されたのはこうだった。「4つ以上の"はい"が同時に起きた場合はパニック障害の可能性が高いです」

目の前が真っ暗になり全身の血の気が引いていった。

 

「嘘だろ…4つって、7つも当てはまってる」

 

僕は同時に7つものことが起きていた。

 

色んなことが頭の中を駆け巡っていく。

絶体絶命のピンチを迎えた時に色んなことを思い出すあの感じだ。未来に希望を見ていた小さな子供の時から、学生、そして結婚して家族を幸せにすると心に決心したあの時。その全てが音を立てて崩れていく…

 

ショックで何も考えられなかった。当時の僕はパニック障害について詳しく知らなかったかので、単純に「元の生活には戻れない、精神疾患になってしまった」と思い絶望だけが波のように押し寄せてきていた。

 

部屋は静かで、冷蔵庫のモーター音が小さく聞こえてくるだけだった。急にそわそわと落ち着かなくなって、部屋の中をウロウロしたり、行きたくもないトイレに行ったりした。

 

「きっとこれは何かの間違いなはずだ!僕が精神的な病気になるはずがない」

 

根拠は全くないが、そう思わなければどうにかなってしまいそうだった。

 

しばらくして、もっと他にも調べてみようと思いパソコンで色んなサイトを見に行ってみたが、どこも答えは同じだった。やはり似たようなセルフチェックがありチェック項目の文言は多少違えど意味は同じで、やはり「パニック障害の可能性あり」だった。

 

重苦しい時間だけが経過していったが、依然として動悸は激しく息がつまるような感じで何も考えることができなかった。

 

「ただいまぁ」

 

頭が混乱していた僕は奥さんが帰ってきたことに全く気付かなかったが、それよりもパソコンの前で呆然と立っている僕を見つけた奥さんの方が、何か異変を感じたようで

 

「どうしたん、何かあった?」

 

怪訝な顔をしながら僕に近寄ってきた。

何と言えばいいのか分からない僕は、ゆっくりと奥さんの方を向くと

 

「ごめん、俺パニック障害になったかも」

 

静かな部屋は一層静かになり、結婚の記念でもらった置き時計だけが静かに時を刻んでいた。

 

 

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