パニック障害になるとショックと同時に「どうやったら治るの?」と考える人は多いと思います。また、なぜパニック障害になってしまったのか?今までの自分の生活スタイルを振り返る人もいると思います。
当面は服薬をしてパニック発作を起こさないようにしていくんですが、他に薬以外に何か出来ないか「藁をも掴む」気持ちでした。
この記事では、僕がパニック障害と告げられた後に実施したことを紹介していきますが、道具も何も必要のない今すぐ始められることなので、ぜひ参考にしてみてください。
こんな人に読んでもらいたい!
・パニック発作を経験したことがある人
・パニック障害を何としてでも克服したい人
パニック障害を克服するために今すぐやるべきこと
パニック障害を克服するためには色んなことかがあります。
ここでは、僕が当時通っていた病院のドクターから受けたアドバイスを元に説明していきたいと思います。
- 日光を浴びる
- 適度な運動
日光を浴びる
まずはじめに、ドクターから「最近、太陽の光を浴びてます?」と聞かれました。
今まで考えたこともありませんでしたが、よくよく考えるとまともに日光を浴びた記憶がありませんでした。
朝出勤して職場に着いても、基本は事務仕事で室内ですし、営業先に出向く時には社用車を使い外に出ますが、直接日光を浴びているわけではありません。
休みの日にいたっては、特別に運動をしようとしたことはありませんでした。
日光浴には病気の予防やストレスを軽減する様々な効果があると言われています。
その日光浴を行うことでセロトニンを増やすことが出来ます。
セロトニンというのは神経伝達物質の一つでドーパミン・ノルアドレナリンを制御し精神を安定させる働きをします。
セロトニンが不足することで、うつ病やパニック障害などになりやすいのではと指摘されています。セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれていますから、どこかで聞いたことがある人は多いと思います。
何か難しい言葉ばかりですがつまり、太陽の光を浴びてない生活が続けばセロトニンが少なくなりパニック障害になる可能性が高くなるということです。
また、実際にパニック障害と診断を受けていなくてもセロトニンが減ると気分も落ち込みやすくなると言われています。
では、具体的にどうすればセロトニンを増やすことができるのか?
- できれば午前中に
- 週3回ほど
- 15分から30分を目安に
上記の内容で日光浴をするのがオススメです。
もちろん、あくまでもこれは目安なので個人の体調に合わせて行ってみてください。
また夏場などは熱中症にならないよう水分をしっかりと取りながら無理せず行ってみてください。
適度な運動
日光浴を行うのが良いと書きましたが、同時に適度な運動を行うと更に良い効果が得られます。
激しいランニングやジョギングではなく、適度なウォーキングと言うのがポイントです。
激しい運動で生じる動悸はパニック発作と脳が勘違いしてしまう可能性があり、パニック発作を誘発してしまう可能性があるので、あくまでも激しくないウォーキングです。
- 20分から30分ほど
- できれば目覚めて1時間以内(難しければ午前中)
- だらだら歩くのでなくテンポよく
この3点を意識して行ってみてください。
僕は学生時代9年間サッカーをしていたのですが、社会人になってからはまともに運動していませんでした。
なので、まさかこの適度な運動で疲れてしまった自分にショックでした。運動不足とは言いますが、まさかこれほどとは…。
さいごに
パニック障害と診断を受けた人は何かできることはないか必死に探しています。
働きながら、毎日ウォーキングを行うのは難しかったですが、仕事が休みの日などは積極的に屋外で運動をするようにしました。
先にも述べましたが、パニック発作のような症状が現れた時には、まずは受診してドクターに経緯を話して下さい。そして処方されたお薬を服薬しながらこの軽めの運動を日常に取り入れてみてください。
ネットには薬は危ない等の記事が溢れていますが、適切な治療をするためには受診してドクターからお薬を処方してもらうことが大切です。
パニック発作を起こさず日常的にウォーキングが出来るようになったら、それは相当な自信に繋がると思います。
その自信はパニック障害を克服するうえで重要なキーワードになっていきます。
すぐに結果が出るわけではありませんが、少なくとも僕自身はこれらを継続的に行うことでパニック発作の症状は軽くなりました。
克服するために何かやれることは無いか?そう考えている人は、少しずつで良いのでやってみてはどうでしょうか。